ボートレースに出てくるF/L/K/Sってなに?

データ分析

Fはフライングだと思うけど、他にもあるの?

うん。ダウンロードできるデータ見てると他にも記号が出てくるよ。

ボートレースに出てくるF/L/K/Sってなに?

データ分析をしているとボートレースの競走成績データやレーサー期別成績などのダウンロードデータの中にも出てきます。
FはF数やスタート展示として公式サイトにもよく出てきますね。それぞれ、フライング・出遅れ・事前欠場・失格を表しています。その中でも選手責任か選手責任外かによって分かれています。また、失格については他艇を妨害したかどうかも分類されています。

記号内容
Fフライング
L0出遅れ/選手責任外
L1出遅れ/選手責任
K0事前欠場/選手責任外
K1事前欠場/選手責任
S0失格/選手責任外
S1失格/選手責任
S2失格/他艇を妨害

選手責任かどうかは審判の判断により決定されるようです。公式サイトでも下記のように下記のようにあります。

スタートでの出遅れやレース中に失格となった場合等、レーサーの責任によるものか、レーサーの責任外であるかを必ず審判において判定する。他艇がぶつかってきたなど、情状酌量の余地があると判断される場合は「責任外」となって減点されない。

責任・責任外 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

理由については欠場についての記事の中でも説明しましたが、欠場や失格などは下記のような細かい理由があるのだと思います。

■フライング
■出遅れ
■進入規則違反
■装備、装着違反
■展示不合格
■待機行動中の落水、転覆、沈没、火災
■スタート前、スタート時の著しい速度低下
■スタート時の落水、転覆、沈没、火災、またはエンスト
■病気、怪我など

欠場 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

スタート以降のボートに対する判定。欠場と違って舟券は返還されない。内容は以下の通り。 周回方向 ・周回の誤認 ・タイムオーバー ・危険な転舵 ・緊急避譲義務違反 ・転覆、沈没、落水 ・その他。

失格 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

今回はおまけとして選手責任の場合にボートレース場ごとに違いがあるか調べてみたいと思います。

  • フライング/出遅れ/事前欠場/失格にボートレース場ごとの傾向はある?

フライングや出遅れしやすい場や失格になりやすい場など傾向があるといいけど。

データ分析

確認方法

フライング/出遅れ/事前欠場/失格があったレースのデータ取得を行います。
その結果をまとめてみたいと思います。

利用するデータ

公式サイトのデータを使用します。

  • 対象期間 :2014/04/01 ~ 2022/12/31
  • 対象競技場:すべて
  • その他条件:3連単不成立のデータは除く

フライング/出遅れ/事前欠場/失格にボートレース場ごとの傾向はある?

各内容ごとの件数と割合をボートレース場ごとに一覧にしました。
合計件数から割合が一番高いレース場を赤字、一番低いレース場を青字にしてます。

フライングの件数と割合

江戸川でのフライングが他のレース場に比べて特に多いです。河川をコースとして利用しているため他にない難しさがあるものと思われます。びわ湖と鳴門・尼崎などはフライングが少ない傾向にあるようです。

No.ボートレース場 件数  割合 
1桐 生3453.76%
2戸 田3994.35%
3江戸川5355.83%
4平和島4044.41%
5多摩川3834.18%
6浜名湖4304.69%
7蒲 郡3854.20%
8常 滑4004.36%
94444.84%
10三 国4374.77%
11びわこ2903.16%
12住之江3423.73%
13尼 崎2923.18%
14鳴 門2903.16%
15丸 亀4134.50%
16児 島4054.42%
17宮 島3674.00%
18徳 山3233.52%
19下 関3674.00%
20若 松4014.37%
21芦 屋3904.25%
22福 岡3233.52%
23唐 津4364.75%
24大 村3704.03%

出遅れの件数と割合

出遅れは正直なところ対象となるレース数が少ないため、あまり当てにならないかもしれません。
ただ、フライング数が少なかった、尼崎だけが極端に出遅れが多いのが少し意外です。

No.ボートレース場 件数  割合 
1桐 生84.85%
2戸 田31.82%
3江戸川63.64%
4平和島21.21%
5多摩川95.45%
6浜名湖42.42%
7蒲 郡95.45%
8常 滑116.67%
9106.06%
10三 国106.06%
11びわこ95.45%
12住之江95.45%
13尼 崎1710.30%
14鳴 門21.21%
15丸 亀42.42%
16児 島74.24%
17宮 島84.85%
18徳 山74.24%
19下 関95.45%
20若 松21.21%
21芦 屋42.42%
22福 岡63.64%
23唐 津42.42%
24大 村53.03%

欠場の件数と割合

これも江戸川が多かったです。2022年4月以前は非常識なフライングをした選手は罰則として即日帰郷となっていたようなので、それが関係しているように思います。そのため、スタートが難しいレース場は欠場も多いのかも。

No.ボートレース場 件数  割合 
1桐 生614.19%
2戸 田523.57%
3江戸川1319.00%
4平和島694.74%
5多摩川483.30%
6浜名湖493.37%
7蒲 郡644.40%
8常 滑654.47%
9493.37%
10三 国463.16%
11びわこ654.47%
12住之江594.05%
13尼 崎724.95%
14鳴 門392.68%
15丸 亀614.19%
16児 島694.74%
17宮 島503.44%
18徳 山1006.87%
19下 関332.27%
20若 松594.05%
21芦 屋563.85%
22福 岡543.71%
23唐 津503.44%
24大 村543.71%

失格(選手責任)の件数と割合

選手責任の失格は妨害を含まないものだと思いますが、芦屋・福岡が一番多かったです。
鳴門が一番少なかったです。

No.ボートレース場 件数  割合 
1桐 生5523.92%
2戸 田6184.38%
3江戸川6764.80%
4平和島6314.48%
5多摩川5864.16%
6浜名湖4693.33%
7蒲 郡5834.14%
8常 滑4583.25%
95003.55%
10三 国5954.22%
11びわこ6074.31%
12住之江6664.73%
13尼 崎6634.70%
14鳴 門3852.73%
15丸 亀5684.03%
16児 島6034.28%
17宮 島5603.97%
18徳 山5293.75%
19下 関5183.68%
20若 松6154.36%
21芦 屋7195.10%
22福 岡7195.10%
23唐 津6234.42%
24大 村6524.63%

失格(妨害)の件数と割合

これも意外ですが、江戸川は妨害が少ないです。審判の判定によるところがあるのかもしれません。多いのは宮島で、他と比べると極端に多かったです。

No.ボートレース場 件数  割合 
1桐 生792.69%
2戸 田1013.44%
3江戸川391.33%
4平和島652.21%
5多摩川742.52%
6浜名湖1143.88%
7蒲 郡1384.69%
8常 滑1063.61%
91434.86%
10三 国1214.12%
11びわこ1715.82%
12住之江1163.95%
13尼 崎1244.22%
14鳴 門842.86%
15丸 亀1354.59%
16児 島1675.68%
17宮 島2839.63%
18徳 山1103.74%
19下 関983.33%
20若 松1394.73%
21芦 屋1545.24%
22福 岡1434.86%
23唐 津1194.05%
24大 村1173.98%

まとめ

  • F→フライング、L→出遅れ、K→欠場、S→失格
  • 選手責任/選手責任外などの区分があり
  • フライングや欠場などは各ボートレース場で傾向あり

データについてはおまけレベルですが、競艇の謎記号についてまとめてみました。フライングや出遅れはデータ集め出来てましたが、欠場や失格については最近までデータベース登録出来てなかったので、これを機に使い方を考えていきたいです。

※当ブログに掲載されている情報は、可能な限り正確性を重視していますが、正確性について保証するものではありません。読者の方々は、自己責任において情報を活用してください。

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